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E-M1でのレース撮影

Camera Car

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先日書いた「ミラーレスカメラでのレース撮影」の続編です。

先日のテストでいけるだろうと思い、D800+SIGMA 50-500mmを手放し40-150mm/2.8+MC-14を導入しました。この機材でSUPERGT Rd.7 SUGOに行ってきましたので、所感をまとめておきます。

 はじめに

この記事に載せてある写真は基本的にE-M1(FW3.00)で撮影したものです。それ以外のものは写真の直後に機材を記載しています。

 

使用機材および設定

・E-M1(FW3.00)

・M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO 1.4x テレコンバーターキット

・M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II 

 

AFについてはC-AF追従で、トラッキングは強に設定してあります。レリーズタイムラグは短い設定になっています。連写はLowの6fpsに設定し、シャッター速度優先(S)で撮影しています。

 

 

撮影画像

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一枚だけ昨年のSUGO戦の画像が混ざっております。最後から2枚目のStudie Z4です。機材はD800+50-500mmです。

単純にレンズが望遠な分と、トリミングで稼げるので加工まで含めるとD800のほうが自由度は高いです。が、私としてはE-M1+40-150mmでも十分使えるという印象です。

撮影場所は上から、

・SPイン〜アウトの間

・SPイン

・馬の背

・最終コーナー

・SPイン〜アウトの間

・SPイン

・SPイン

です。馬の背以外はかなりの速度域のセクションですので(速度感は下記動画にて)、そういった場面でも上のような写真を撮ることができることがわかりました。

 

 

E-M1がD800に動体で劣る点

使用してみて感じた点です。E-M1は40-150/2.8での比較イメージです。

①全体的なAF精度(連写時の成功枚数から)

②(特に)こちらに向かってくる被写体でのAFの食いつき

③OVFに比べ、シャッターを切った際にEVFがブラックアウトするため被写体を追いづらい(慣れの問題?)

 

①は以下のように微妙にフォーカスを外すことがそれなりの頻度でありました。程度の差はありますが、Lrの現像で救えるものとそうでないものが発生し、3/10くらいが救えないイメージです。D800も完全にないわけではありませんが、これより少ないと記憶しています。

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(等倍)

 

③は慣れかなと思いますが、この点はOVFに比べると速い被写体を追いづらい感じがありました。ブラックアウトしている時間が長いためかと思いますが、ある程度ラインが決まっているモータースポーツでは慣れで解決できると思います。

 

 

E-M1がD800に勝る点

①機動力(機材が軽い・コンパクト)

②手ぶれ補正

③秒間連写速度

 

今回ミラーレスでレース撮影したいと思い立ったきっかけは、機材の軽量化をはかりたいという部分からでしたので、①は本当に助かっています。D800+50-500mmだけでも3kgで、それにプラスでE-M1+12-40mmや一脚などを持っていくとかなりの重量です。サーキット内の移動はシャトルバスもありますが混雑時に大きい荷物は周囲に迷惑ですし、基本は歩きのことが多いです。アップダウンも激しいサーキットを歩きまわってポイントで撮影していくためには、機材が軽量であることはメリットしかありません。

ちなみに今回は、

・E-M1

・40-150/2.8+MC-14

・75-300mm

・42.5/1.7

・バッテリー、SDカード

・財布や飲み物など

をすべて下の鞄に入れて持ち歩くことができました。

 

手ぶれ補正は流し撮りの際に重宝しました。50-500mmの手ぶれ補正と同等かそれ以上に効果があるのではないかと思います。

秒間連写速度はAF追従で9fpsで、連射可能時間もデータ容量の少なさからD800よりも圧倒的に長いです。

 

 

金網問題

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サーキットには安全のために高い金網が設置してあります。写真撮影の際にはこれが生涯になることが多くあります。上の写真でも、右下に茶色っぽく見えている部分がありますが、これが金網です。

この写真の場合、金網から2m程度離れているので消しきれていないのですが、AFはきちんと追従していました。時折金網にピントが合うこともありましたが、この点はD800でもあったことなのでしかたがないのかもしれません。

FSWで試した限りでは、金網に接近してしまえば問題ありませんでした。

 

 

結論

私の用途では、D800ではなくE-M1で十分だったなと思います。

たしかにD800はOVFは見やすいし、AFは追従性が高くとっさの動きにも対応できます、3600万画素でトリミング耐性もあって加工もしやすいです。性能をとことん突き詰めていけば、まだまだレース撮影はレフ機のほうが良いのだと思います。

ただし、ボディ・望遠レンズは重いし(フルサイズは特に)、3600万画素なのでデータは大きく後処理は大変でした。撮ってタブレットやWebで見る程度であれば、E-M1で撮影した写真で十分です。

 

Googleで「ミラーレス モータースポーツ(レース)」検索すると、意外と検索に引っかからなかったので、ミラーレスでレース撮影を検討している方の参考になればと思います。

 

(E-M1で撮影)

2015 SUPERGT Rd.7 SUGO 300km(宮城)- 2015.09.19-20

(D800で撮影)

2014 SUPERGT Rd.4 SUGO - 2014.07.19-20(宮城県)