E-M1 MarkⅡを購入しました
OM-D E-M1 Mark II | OM-D | オリンパス
E-M1を購入して3年弱が経ち下位機種のE-M5の後継機が発売となる中、ようやくE-M1の後継機種が発売となりました。供給不足がアナウンスされていたので心配していましたが、発売日に届きましたので2日間持ち出して使用してみました。E-M1無印(以下E-M1)との比較を中心にしていきます。
ボディの比較
特に注記がなければ左がmk2です。
AE/AFボタンの左側にレバーがきました(E-M1では右にあった)。ここはE-M1のほうがレバーが上げ下げし易い位置にあり使いやすかったと思います。レバーを下げるとMode2に、上げるとMode1に切り替わる動作もmk2では逆になっています。
記録画像・動画の再生ボタンの上にメニューボタンが移動しました。これも正直慣れるまで使いづらいですね…。E-M1は右下のボタンのうち再生ボタンが独立していたので見ずに押せていたのですが、2日程度では記録画像再生のつもりでメニューボタンを押してしまいます…。
(右がmk2です)チルト液晶がバリアングル液晶になりました。バリアングル液晶はローアングル撮影のために片手で液晶を倒せないので個人的にはチルト液晶のほうがよかったです。
ストラップをかける位置とFn1ボタンの絵が変更になりました。
グリップが大きくなり形状も変更となったことで私の手には持ちやすくなりました。
バッテリーがBLN-1からBLH-1という大型のものになりました。大型になったのはいいのですが高いですね…(2016/12/25現在Amazonで7,000円以上する)。
またBLN-1はバッテリーを入れる向きがわかりやすいよう切り欠きがあったのですが、BLH-1はただの長方形になり逆向きでも本体に入ってしまうのが少々困ります。
SDカードが2枚入るようになりました。一般的な記録方法(順番に記録、形式別に記録、バックアップ記録)はできるようです。
ただここもE-M1と挿入向きが逆になっており、慣れるまで何度も間違えそうです。
ソフト面
mk2の背面液晶。バッテリーが%表示できるようになりました。
メニューも構造が変わっています。
画質
Flickrにまとめました。
高感度
ISO3200, 1600で撮影し、RAWをLrで現像したものです。NRあり・なしで4枚アップしています。
PCやタブレット、スマートフォンで見る分にはISO3200も十分使えると思います。E-M1と比較して高画素になりながらも、良くなっていると思います。被写体ブレがなければ長時間露光と合わせて夜でも十分対応できそうです。
手ぶれ補正
事前のレビューで絶賛されていた手ぶれ補正ですが、正直信じがたいものでした。ので早速テストしてみたのが上の写真です。
4秒の露光時間です。
等倍で。広角(12mm)とはいえここまで止まれば十分でしょうか。もちろん手持ちで撮影しています。成功率は五分五分くらいでしたので、もう少し筋肉があれば成功率も上がるかもしれません。
Lr CCでノイズリダクションをかけた状態の等倍。Adobeさまに感謝です…。
AF
風景ではAFターゲットパッドも使いやすく、12-40/2.8や75/1.8と組み合わせた感じでは、合焦まで気持ち早くなったと思います(E-M1もそれなりに早かったので普段使いには十分だと思います)。
シーズンが始まったらSUPERGTで動きものを撮影して、E-M1と比較してみたいと思います。
EVF
画素数はE-M1と同じですが120fpsで駆動が可能です。E-M1はエプソンのEVFでしたからmk2もそうだと思いますが、このEVFが載ってほしかった…。実用上はE-M1のEVFでもあまり問題はないのですけど。120fps表示は動きものを撮るとまた違うのかもしれません。
その他
- 起動までにかかる時間がE-M1は1.7秒に対してmk2は3.1秒かかっています。これまでの感覚でいると少し待たされる感じがします。
- シャッター音がE-M1よりもかなり変わっていて、私は今風の感じがしてよいなと思います。それにともなってショックも小さくなっています。
- <<2016/12/28 追記>>43 rumorsにシャッター音比較がありました:
- ホットシューカバーは外れにくくなっています(外れやすかったE-M1では紛失した人も多いのではないかと思います…)。
2日間使用した感じでは、細かい部分で慣れは必要ですが画質や手ぶれ補正など、確実に進化していると思います。
mk2の一番の売りは動きものに対してのAF性能の向上だと思いますので、ここは使い込んでから評価したいと思います。