NDロードスター試乗
【MAZDA】ロードスター - SKYACTIV TECHNOLOGY搭載車
Be a driver.TRY! 1日無料で試しホーダイ! 1日試乗キャンペーン実施中
関東マツダ様で開催しているマツダ車1日乗り放題に参加させていただきました。このキャンペーン自体は利用料金がかからず(燃料費や高速代のみで利用できる)、10-18時で利用者単独での試乗をすることができます。
今回はBRZとの比較を中心に、乗ってみた感想を書いてみたいと思います。
試乗車
試乗車はS レザーパッケージのレッドです。今回はBRZとの比較のためATを借りています。かなり試乗されているのか、細かいキズや汚れがあったのが少し気になりました。
BRZとの比較項目
見積もりを取ってみると意外と同じ価格帯の2車種ですが、この2台を比較してみます。BRZ(C型)のグレードはSで、走行に関わるオプションはリアのデフューザーくらいでしょうか。その他は全てノーマルです。
ちなみに走行性能では下記のような動画もあります。ロードスターは北米仕様の2.0Lエンジンです。
比較項目は、
・諸元表(抜粋)
・エクステエリア
・インテリア
・車載性能
・走行性能:一般道、高速、峠道
・燃費
です。
諸元表
サイズ感は実際に乗ってみるとそれ以上にロードスターのちいささを感じます。車重の200kgの差は大きく、小さなエンジンでも問題ないことに気付かされます。燃料タンクはロードスターが10L少ないですが、今回走った感じでは満タンで500km程度は走れそうです。
エクステリア
並べてみると、まず第一に全長がかなり異なる車とわかります。ロードスターはフェンダーの張り出しでワイドな感じを出していますが、全幅が40mm短い分乗っていて非常に楽でした。
ロードスターが1点残念なのは、アンテナがネジ式で着脱するタイプなことです。電動で収納もしくはBRZのようなシャークフィンタイプにしてほしかったです。
インテリア(上:ロードスター、下:BRZ)
その他の写真は以下のリンクより。
ロードスターのインテリアで気になった部分をいくつか。
まずマツダコネクトですが、操作感はBRZのナビよりも直感的でわかりやすかったです。慣れれば使いやすそうでした。ナビの案内も今回の試乗では目立っておかしい部分はありませんでした。
次にシフトレバー。先端押し込みでR/Pに入れるタイプでしたが、これはなかなか使いづらかったです。通常指がかからないところなので、人差し指・中指の部分にボタンがあればと思います。
最後にアクセルペダルですが、オルガン式は非常によかったです。アクセルを離す場合に足を乗せっぱなしにできるのが楽でした。
車載性能
BRZにはなんちゃって後部座席があるので2人乗っても後ろの座席に荷物を置いておくことが可能です。加えてトランクもスルーが可能で、荷物はもちろんのこと175cmくらいの人間であれば車中泊もできると思います。
ロードスターには後部座席がないため、シートの間にある鍵付きのボックスか、トランクに荷物を積むことになります。鞄サイズになればトランクに積むことになると思います。トランクは深さがありスーツケースなら大きさにもよりますが2つ載せることもできるようです。長期間の旅行では少し積載力に不安があるかもしれませんが、日常使いでは問題になることはなさそうです。
走行性能:一般道、高速、峠道
どちらの車も重心が非常に低いものの、そのせいで運転しづらいということはありません。視界は広く、周辺の確認もし易いと思います。1点ミラー関係では、ロードスターは屋根のある状態だと若干後ろが見づらいです。
一般道ではコンパクトなおかげでロードスターは乗りやすいです。足回りもBRZに比べれば柔らかく、ショックも少ないです。ロードスターは踏み始めのトルクがBRZに比べ小さいため、十字路で右左折する際にホイルスピンすることもありません。
高速ではBRZが圧倒的に快適です。直進安定性が高くスピードが出ていても4輪がしっかり接地している感がありますが、ロードスターは少し不安定な感じがありました。またロードスターは車内の静音性がかなり厳しく、BOSEのスピーカーが勿体無く思えてしまいます。この点はソフトトップのオープンカーの宿命なのかもしれません。
峠道ではどちらも十分楽しめますが、ロードスターはより軽快にアップダウンを駆けコーナーを曲がっていく感じ、BRZは加速減速を楽しみつつコーナーに張り付いている感覚を楽しむイメージです。オープンにしてじっくり走るのがロードスターの楽しみ方だなあと思った次第です。
燃費
カタログ値ではロードスターが6kmほどリッターで走ることになっていますが、実測値では4kmくらいのイメージです。どちらもハイオクですが、満タンにして走れる距離には大きな差はなさそうです。
その他
エアコン周りのダイアルはマツダ車共通のもののようですが、USB端子があるのは非常に便利でした。iPhoneの充電及び音楽の再生ができました。音楽についてはコントロールも可能です。
【MAZDA】ドライビングポジションへのこだわり|Be a driver.
シートには太ももの部分をあげてペダルとの距離を調整できる機能があります。このあたりはよく考えられているなと思いました。
ロードスターのATはBRZそれと挙動がよく似ているように感じました。1点全く異なる点とすれば、リミッターでシフトアップされるということです。
すべての不満点を差し引いても、オープンカーを非常に楽しいものだということが今回わかり、非常に有意義な試乗となりました。マツダ車は最近人気があるようですが、その理由も少しわかった気がします。